Epitaph of the Twilight-エピタフ・オブ・ザ・トワイライト- (和訳して黄昏の碑文)エマ・ウィーラントが書いた叙事詩である。「影を持たない精霊たちの世界が"禍々しき波"と呼ばれる災厄に侵食され、滅亡の危機に瀕する。その波はひたひたと押し寄せてくるだけで、実際は戦いようがない。絶望的な状況の中、光の王・アペイロンと闇の女王・ヘルバは、同盟を結び、共にこの波に立ち向かうことを決意する。そして、その世界には伝説があった。波が現れたとき、三人の影を持つ者が夕暮れ竜-トワイライトドラゴンの探索に旅立つという…」 ちなみに、黄昏の碑文は未完のままである。
黄昏の碑文00[]
- "波"に蹂躙されし麦畑に背を向けて
- 影持つ娘のつぶやける
- "きっと、きっと帰るゆえ"
- されど、娘は知らざるなり。
- 旅路の果てに待つ真実を。
- 彼女らの地の常しえに喪われしを
黄昏の碑文01[]
- 指が月を示しとき
- 愚かなる者
- 指先を見ん
黄昏の碑文02[]
- 系の改変、能わず
- 我ら、その機会をすでに失してあり
- 残されし刻の、あまりに少なきゆえに
- 我ら道を過てり
- 今にして思う
- 我らが成すべきは、系の変更にあらず
- 個の変化なりしかと
黄昏の碑文03[]
- 天を摩す"波"視界を覆いて余りあり。
- 偏在する力に抗すべくもなく、
- 影なきものたち、ただ嘆息す。
- なにゆえに"波"なるか。
- せめて波濤のひとつもあれば
- 一矢報いんものを
黄昏の碑文?[]
【文字化けの為、読めず】
黄昏の碑文(エピグラフ)[]
- ようよう竜骨の峰々を越えし後、
- 出会いし竜の言いける。
- 我が名はシェラタン。
- サインを司る者なり。
- 我が問いに答えよ。
- されば、我、役目を終え、
- この地を去らん。
- −誰の目にも等しくありながら、
- 誰一人として、其をとらえること叶わず。
- 其、とは何か?
- 答えは、今という瞬間
黄昏の碑文(ワイズマン添付)[]
- 禍々しき波の何処に生ぜしかを知らず。
- 星辰の巡りめぐりて後、
- 東の空昏く大気に悲しみ満ちるとき
- 分かつ森の果て、定命の者の地より、波来る先駆けあり。
- 行く手を疾駆するはスケィス。
- 死の影をもちて、阻みしものを掃討す。
- 惑乱の蜃気楼たるイニス。
- 偽りの光景にて見るものを欺き、波を助く天を摩す波、
- その頭にて砕け、滴り、新たなる波の現出す。
- こはメイガスの力なり。
- 波の訪なう所希望の光失せ、憂いと諦観の支配す。
- 暗き未来を語りし者フィドヘルの技なるかな。
- 禍々しき波に呑まれしとき策をめぐらすはゴレ。
- 甘き罠にて懐柔せしはマハ。
- 波、猖獗を極め、逃れうるものなし。
- 仮令逃れたに思えどもタルヴォス在りき。
- いやまさる過酷さにて、その者を滅す。
- そは返報の激烈さなり。
- かくて、波の背に残るは虚無のみ。
- 虚ろなる闇の奥よりコルベニク来るとなむ。
- されば波とても、そが先駆けなるか。
黄昏の碑文(ワイズマンのメール)[]
- ダックの女王ヘルバ、ついに挙兵す。
- リョースの王アペイロン、呼応して
- 両者、虹のたもとにまみゆ
- 共に戦うは忌まわしき"波"
黄昏の碑文(ミアの言葉)[]
- 七姉妹のプレアド、人に恋せしゆえに、
- 影持つ身となり、ダックを追放さる。
- もって、堕ちたるプレアドと呼ばるなむ。
- 流浪の果て、アルケ・ハオカーに隠栖す。
- されど、その日々、つづかず。
- 再会のありやなしや。
- プレアドの姿消え、波の先駆け来たる。